福岡・佐賀民医連

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きかんし ふくおか・さが民医連

2014年1月17日金曜日

483号 青年がいきいきと輝く 豊かな感性持つ職員に


 (県連ジャンボリー実行委員メンバー)

民医連は無差別・平等の医療の実現をめざす組織として民医連綱領に「一切の戦争政策
に反対」と明記しすべての職員が平和を愛し、豊かな人権感覚を持った主権者になることをめざしています。福岡・佐賀民医連における青年層(19歳~35歳)の占める割合は高くなっていますが新自由主義的能力観や価値観の影響を受け生活と政治が切り離された状況の中で青年の成長が大きな課題となっています。
新年にあたり3人の青年職員に今の気持ちを聞きました。


全国の仲間とともに

大倉亜季子(大手町病院・看護師)
 中学生の時から看護師になろうと決めていました。それはあこがれの叔母が看護師とし
ていきいきと働いている姿を見てからでした。健和看護学院に入り、健和会に入職、大手町病院に配属されました。私も入職して7年になりますが、入職当時は何度も辞めようかと思い悩んだことがあります。そんな時、職場でジャンボリーの仕事がまわってきてその任を引き受けて6年がたちました。今では県連と九州・沖縄の実行委員をしています。
きっかけになったのは全国ジャンボリーが福岡・原鶴温泉で開かれた時です。全国に仲
間の輪が広がり、病院ではできないような刺激がもらえたことでした。仕事を辞めようと
思うこともなくなりました。
 今の青年の選挙への投票率は民医連職員も含めて極めて低いといわれていますがジャンボリーでTPP、原発、憲法、平和、社会保障などを学習しているので、私は自然に投票に行っています。
急性期の病棟はとても忙しく患者とのコミュニケーションがうまくとれなかったり悩むことはたくさんありますがその時には、全国の仲間の顔を浮かべて前向きに仕事にとり組んでいます。

仕事への確信、患者・家族に学ぶ

伊藤 雄矢(みさき病院・理学療法士)
 高校を卒業するとき、音楽教師をめざしていましたが、ちょうどその頃、認知症の祖母が膝の手術をおこない、献身的な病院のセラピストたちの姿に感銘を受けたことも重なりリハビリの道に進みました。
親仁会に入職して半年もたたないうちに職場の先輩からジャンボリーの実行委員にすすめられ、半ば立候補して引き受け、それが自分の今の生き方を大きく変えました。
県連内の法人、九州沖縄、全国の仲間と仕事では到底関わることのできない人たちと出会うりことができました。いろいろな考えを持つ人がいて相手の立場に立ってものを考える力が身につきました。今の青年はよく自分に自信をもてないといわれていますが私の場合、ジャンボリーの活動で、環境は変わる。変えられる。欠けていけること、やらされ感ではなく能動的に周りの環境を変えていくことを実感しています。
民医連が提起している政治的な課題も理解はしているつもりです。選挙も棄権したことはありません。みさき病院にはかって炭鉱で働いていた方やその家族の方が多く来院され、その方たちから社会のことを教えてもらいます。刺激になりとてもいい環境だとと思って
います。リハビリに関わる仕事は、これからも続けていきたいと思っています。



元気なジャンボリーめざして
能丸 猛(福岡・佐賀青年ジャンボリー実行委員長)

みなさん、明けましておめでとうございます。
昨年は「県連ジャンボリー冬企画in長崎」から始まり、数多くの活動を行いました。冬企画では原爆と原発について学習し、全国ジャンボリーに向けて法人のつながりを広める
ことができました。「全国ジャンボリーin長野」では全国の仲間とつどい、大変貴重な体験をすることが出来ました。 
 冬企画に参加を
今年も県連ジャンボリー冬企画を予定しています。テーマは前回と同じ「原発」についてです。東日本大震災から早や3年が経過した今でも、被害は収束しておらず、原発の問題も何ひとつ解決していません。震災の被害を忘れず、民医連の青年職員として何が出来るか、みんなでで学びみんなで交流できる、そんな冬企画にしていきたいと思っていますのでぜひ参加してください。
今年は「九州沖縄地協ジャンボリーin大分」も開催されます。今、実行委員が会議に参加し、充実した内容を考えています。県連、地協とつながりを広めていきましょう。
さて、第40期福岡県連ジャンボリーも今年の5月までと、残すこと後僅かとなりました。先ほど紹介した冬企画が、今の実行委員で打ち出せる最後の企画です。第41期も元気なジャンボリー活動ができるように、次につながる企画にしたいと思います。みなさん、今年も宜しくお願いします。